家を売却したいけれど、今の住まいを手放したくない。
そんなジレンマを抱えている方は少なくないでしょう。
生活の拠点を維持したまま、スムーズに売却を進める方法はあるのでしょうか。
実は、いくつかの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
そこで今回は、最適な方法を選ぶための情報を提供します。
賢く家計管理を行い、将来への不安を解消する第一歩を踏み出しましょう。
目次
住みながら家を売る方法
リースバックによる売却
リースバックとは、家を不動産会社などに売却し、同時にその家を購入者から賃貸借契約で借りて住み続ける方法です。
まとまった現金を得ながら、引っ越しせずに済む点が大きなメリットです。
しかし、売却価格は市場価格より低くなる傾向があり、家賃が発生することも考慮しなければなりません。
賃貸契約の種類(普通借家契約か定期借家契約か)も確認が必要です。
定期借家契約の場合、契約期間終了後は退去しなければなりません。
また、買い戻しを希望する場合は、その条件を事前に明確にしておくことが重要です。
リバースモーゲージによる売却
リバースモーゲージは、自宅を担保にお金を借りる方法です。
主に65歳以上のシニア層を対象としており、存命中は利息のみの返済で済みます。
老後資金の確保などに役立ちますが、返済は自宅の売却によって行われるため、相続が難しくなる点に注意が必要です。
貸付限度額は担保の価値によって決まり、超過すると一括返済を求められる可能性もあります。
一般市場での売却
最も一般的な方法は、不動産仲介会社を通じて買い手を探す方法です。
住みながら売却を進めるため、引っ越しのタイミングや新居の手配を慎重に計画する必要があります。
売却活動中は、内覧のスケジュール調整が必要になり、生活に支障が出ないよう配慮が必要です。
また、内覧時に生活感が目立つと、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
最適な売却方法の選び方
それぞれのメリット比較
リースバックは、すぐに現金を得て、引っ越しせずに済む点がメリットです。
リバースモーゲージは、老後資金の確保に役立ち、存命中は利息のみの返済で済みます。
一般市場での売却は、市場価格に近い価格で売却できる可能性が高いです。
それぞれのメリットを比較し、ご自身の状況に最適な方法を選びましょう。
それぞれのデメリット比較
リースバックは、売却価格が市場価格より低く、家賃が発生する点がデメリットです。
リバースモーゲージは、相続が難しく、貸付限度額に制限がある点がデメリットです。
一般市場での売却は、売却活動に時間がかかり、内覧のスケジュール調整が必要になる点がデメリットです。
デメリットを理解した上で、慎重に検討することが重要です。
売却時の注意点
どの方法を選ぶ場合でも、契約内容を十分に理解し、不明な点は専門家に相談することが大切です。
特に、リースバックやリバースモーゲージは複雑な契約となるため、注意が必要です。
また、一般市場での売却においても、不動産会社との信頼関係を築き、適切なアドバイスを受けながら進めることが重要です。
まとめ
住みながら家を売る方法は、リースバック、リバースモーゲージ、一般市場での売却の3つの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自身の状況、資金計画、将来の展望などを考慮して最適な方法を選択する必要があります。
早めの準備と情報収集が、スムーズな売却と安心した未来につながります。
時間をかけて、じっくりと検討しましょう。
他にもリースバックについてのコラムがあります。ぜひ、ご覧ください。
▼過去記事
https://www.takamatsu-fudousan-uru.jp/column/179p/